「過保護でも、無関心でもいけない我が子の就職活動」

10月27日(土)郡山、28日(日)福島、11月3日(土)いわき、4日(日)会津若松の計4日間、福島県が主催する「大学生を持つ保護者向け就職セミナー」の講演とファシリテーションを担当させていただきました。

本日はそこでの講演内容の要約と気付きについて記したいと思います。

今回のセミナーは、保護者の皆さんに我が子の「Uターン就職」を啓蒙することが本来の狙いだったわけですが、想像以上に保護者の皆さんは、現在の就職市場・現状に関する情報と知識を欲していらっしゃったようで、講演の半分以上はその解説をすることが多くなりました。

「プレエントリー」「倫理憲章」「エントリーシート」「自己分析」「合説」「インターンシップ」etc.

我々や、現役の就職活動学生には日常的なワードであったとしても、保護者の方々には耳慣れないワードなわけで、説明無くしては理解も深まりません。

私なりにできるだけ分かり易くお話しさせていただきました(伝わったかどうかは・・・)。

全体のストーリーは、そもそもなぜ現在の学生の就職活動は厳しいと言われているのか?という観点を中心に現在の就職市場の概要から始まり、親として子供と向き合うべきか?更には地元企業への就職を提案するといった流れです。

私を含め、大半の保護者の皆さんが就職活動を行っていた昭和と現在の違いの件は、非常に納得感があったようです。

情報の入手に仕方、情報の量、そして質といった点で昭和と現代では大違い。

そういったこともあり、保護者からすると我が子にどんなアドバイスをすればいいのか?的外れなことを言って、恥をかいたり、我が子の信用を無くすことを恐れている方が非常に多いようです。

また、我が子がどんな職業、どんな会社に向いているのかがよく分からないというご意見も多く耳にしました。

そして保護者の究極の悩みは「我が子の就職活動にどこまで介入すべきか?」ということ。

就職活動に関する多くの情報や知識を有したとしても、我が子にどのタイミングにどんな話をどの程度すればいいのか?

この問い対する「正解」はひとつではありません。

敢えて言うとすれば、それは「シッカリとコミュニケーションを取る」ということでしょうか。

えてして保護者の方々は結果についてのみ意見してしまいがちです。

我が子が頑張って勝ち取った「内定」に対して、「その会社きいたことがないけど大丈夫?」といった具合に。。。

重要なのはプロセスにおけるコミュニケーションであり、我が子を暖かく見守る姿勢なのではないかと思います。

「過保護」でも、「無関心」でもない程良い距離感で、ひとりの大人として我が子の意思を尊重しながら社会人の先輩として適度にアドバイスすることが望ましいと考えます。

 

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