「翻訳して自社を学生に伝える」

先週の土曜日に、当社のパートナー会社が主催するマッチングイベントに参加してきたのですが、そこで改めて第三者による客観的視点による企業説明の重要性を再認識しました。

100名強の学生と約20社の企業が一堂に会し、プログラムを体験しながらお見合いをするというようなイベントなのですが、企業側の自己紹介(自社PR)の際に、MCの人事コンサルタントの方が、ご自身の主観中心に学生に対して1社ごとに企業を説明していました。

参加企業の殆どは私も知らない企業でしたが、不思議とその説明を聞くことで私の頭の中にその会社や仕事のシーンが映像として流れ始めました。

住宅の屋根材や外壁材のメーカーでK社という会社が参加されていたのですが、そのコンサルタントは、「この会社は言ってみれば家のファッションコーディネータのようなもの。素材やデザインを考慮し、その家に適した資材をセンス良く着こなす手伝いをしてあげる仕事だね」と説明したのです。

つまり家がお客さん、そして資材を洋服に例えて説明したわけです。

これだと学生にもイメージが付くはずです!

通常この業態の企業の会社説明では「住宅」「リフォーム」「施工」といったキーワードを活用しながら、自社の資材がいかに質が高く他社の商品より優れているか?といった話になりがちです。
(もちろん自社の商品の優勢を語ることが大切であることは言うまでもありませんが・・・)

いうなればお客様を対象にした営業トークを学生に向かって話しているような感じですね。

よく昔から、お客様には「営業案内」、銀行等には「会社案内」、学生には「入社案内」を渡しましょうと言われます。

これはそれぞれ目的の異なる対象者に対して同じような情報の提供の仕方をしてもなかなか刺さらないからです。

実際は同一の情報であっても、その提供の仕方を工夫する必要があるわけです。

これはまさに翻訳ということになります。

実はこの翻訳というのが、私は学生にとっても企業にとっても非常に重要だと考えています。

学生の目線で、且つ客観的な目線での翻訳をする。

そのためにも採用担当者は、日常的に大学生と触れ合いコミュニケーションを取る必要性があるのではないでしょうか?

採用活動の時だけ突然現れ、自社の言語で一方的に説明をするのではなく、就職活動をしていない素の学生(学年は関係なく)と他愛もない話を普段からし、彼らの言語や感性を理解する。

それだけでも新しい自社の伝え方が見えてくるはずです。

 

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