「学生のポテンシャルとは?」

10月1、2、3日の3日間、御殿場の施設である企業の内定者研修にファシリテーターとして参加させていただきました。

本研修のゴールは「成果に拘る社会人へ」。

学生時代とは違い、常に競争を求められる社会人をになるためのマインドチェンジが大きな目的なわけですが、そのために「人とモノゴトと自分に正面から向き合い、一生懸命を続ける」というテーマが掲げられ、何度も繰り返しそのテーマに振り返ることが義務付けられます。

またもうひとつ、採用上の課題としてよく挙げられる選考だけでは見極められていない内定者(学生)の本質を再確認し、入社までに修正できることを改善したり、逆に確認することができなかった内定者の能力やポテンシャルを発見し、それを最大限生かせる配属を検討するというのも本研修の目的となっています。

ある一定以上の採用数を確保しなければならない採用活動では、どうしても学生の本質を深堀出来ないまま内定に至ることも少なくありません。

基本的にそれを防止するために、徹底した選考、妥協のない選考を実施するのがベターなのですが、限られたリソースとマンパワーではやはり限界があるのも事実です。

さて今回はこの研修プログラムに、選考プログラムに生かせる要素が多々含まれていました。
(本来そういうモノなのですが・・・)

本研修は、前述の通り「人とモノゴトと自分に正面から向き合い、一生懸命を続ける」に拘らせます。

それが成果に拘る、成果を上げることができる社会人の基本スタンスだという考えです。

実は、それを強いることで内定者の本質を見抜くことができるというわけです。

具体的なプログラムには触れることができませんが、全てのプログラムがチーム対抗で1位を目指す(成果を出す)構成になっています。

ここで重要なのは、もちろん個々の能力の高さも当然ですが、チームとして最大限に個々の能力を引き出し、成果を上げることができるか?そもそも真剣に「人とモノゴトと自分」に向き合うことができるか?が問われます。

えてして最初は、比較的能力の高いメンバーが集まっているチームが成果を上げます。

しかし時間を追うごとに、順位が入れ替わり徐々にその差は広まります。

いったいその差は何か?

それは「人とモノゴトと自分」に対する向き合い方の差であり、それがチームとしての総合力に繋がり、最終的に成果の差として現れるのです。

どんなに高い能力を持ち合わせていても、成果に拘り、必死に目の前の課題に向き合うことができる人間でなければ、最終的に期待通りの成果を上げる社会人には到達しません。

逆に言うと、決して秀でた能力はなくとも、シッカリと向き合うことができる人間であれば、社会に出てから十分成果を上げることができる人材に成長していくと言えます。

私はこのことこそが「ポテンシャル」だと考えます。

この「ポテンシャル」を見極めるコンテンツが、この研修にはちりばめられているのです。

当たり前ですがそれ以外に、マナーや挨拶などの人としての資質が明確に露呈します。

今回の研修でもそうでしたが、ソコソコ器用にこなし、ソコソコ頭の良さそうな内定者がこのプログラムを通して自分の未熟さに気付いたり、一見不器用そうな内定者が実は想像以上のリーダーシップを発揮したりという発見があります。

「人とモノゴトと自分に正面から向き合い、一生懸命を続ける」ことのできる「ポテンシャル」の高い学生を発掘する選考を行うこと。

この研修プログラムを応用した選考プログラムを導入すれば、入社後にとてつもない成長を遂げる人材の確保に繋がることは言うまでもありません。

 

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