仙台市の現状③「提言編」

今回僕は幸運にも被災地に物資を持ち込むことができたわけだが、タイミングを間違えると単に不要な持ち込みかえって迷惑な行動になりかねなかったかもしれないと思っている。

つまり支援物資というのは、日々変化していくものであるといくことである。

そこで、今回の訪仙を通して僕自身が感じたことを以下にまとめることにした。
まず重要なことは、既に多くの物資が被災地に届いていることは周知のとおりだが、その物資が必要な場所・人にタイムリーに届いていないということ。

混乱のさなかである程度致し方ないことではあるが、コーディネートができていない。

ここは行政、自治体、NPO等の支援者の連携が重要になってくるわけだが、自治体には被災者も多く現実的には厳しい。

個人的には大臣クラスの人間が現地入りし、きょうれるなリーダーシップを発揮し、小まめな情報収集を基に燃料の仕入れ・分配を含めた物資の分配を行うことが求められていると思う。

政治主導を強調してきた政府だからこそ、誰かが能動的に手を上げ実施して欲しい。

それから前述の通り被災者の皆さんが必要とする物資というのは今後も変化してくる。

今後必要と思われる物資は一体何なのか?

その答えは、まずいリアルタイムで報道だけでは得られない被災者の声を聞くということと、自分が当事者になって想像することだと思う。

仙台市内においてはガスの復旧のめどが立っていないわけだから、日常生活を取り戻すためにはガスコンロとボンベが絶対的に必要である。

食料はかなり行き渡りつつある。

そうなると次に必要なのは生活用品・衛生面やお年寄りや乳幼児、病人など所謂弱者
の人々に対する物資が求められる。

既にそのあたりは報道等でも言われ始めているが、被災地での生活やライフラインの復旧のなされていない生活を想像し、自分であればこういうことに不便を感じるという物資を提供していく必要がある。

例えば衣服や下着・肌着、水を使わなくても使用できるシャンプーなど。

キャンプ関連用品などは汎用性が高く、利便性が高いと思われる。

また別の視点から考えると、現地の経済復興に向けての支援という者がある。
(あくまでも仙台等を意識した提言であることをご理解いただきたい)

例えば仙台等に意図的に仕事を作り、現地でビジネスをするというのも欠かせないと思う。(できるだけ被災者が日常的に必要なものは消費しないことが前提)

仕事を行うことで被災地を訪れ、少しでも経済活動を行うことも重要な支援になるであろう。

単に物資を送るという支援も重要であるが、いずれにしてももうしばらくすると、現地も落ち着きを取り戻し、復興の次のステージを迎えることになるわけで、そこまでを見据えて今に何ができるのかを想像しながら行動することが求められてくるであろう。

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