課題解決型人材を採用したいなら・・・

最近は日常的に「課題解決」という言葉を耳にします。
更には「課題解決型人材」という、いかにも仕事のできそうな人材を彷彿させる表現もよく使われるようになりました。

細かい定義は各企業さんごとに違うとは思いますが、「課題解決ができる・課題解決に必要な能力を兼ね備えている人材」は、おそらく多くの企業が必要としている人材であることは間違いないのではないでしょうか?

採用広報や募集情報にも「課題解決ができる人材を求めます!」「お客様の課題を解決するのが仕事です!」といったコメントが多いのも、そういった人材を採用したいという企業さんの声を反映してのことなのでしょう。

しかし私の中にある疑問が沸いてきました。

それは、お客様の課題解決つまり自社のサービスを使ってお客様の課題を解決をして欲しい!という採用広報・募集情報は多く目にするのですが、自社の課題を解決して欲しい!という情報がほとんど学生や求職者に提供されていないという疑問です。
採用した人材が、お客様の課題だけを解決してくれれば良いという考え方も理解できます。

ただ零細企業とは言え私も経営者の端くれとして思うのは、山積した自社の経営課題を一緒に解決してくれる人材を採用したいということ。

だとすれば、自社の重要な経営課題は「●●●」と「■■■」で、これを一緒に解決してくれる人材を募集しています!と告知したほうが良いのではないでしょうか。

そもそも課題がないという企業なんてこの世に存在しないわけで、それを隠さずに堂々と伝えることで、学生や求職者に期待値を伝える方が納得感のある合意形成ができると私は考えています。
最近では、「問題解決型学習(Project Based Learning)」という概念も浸透してきており、それを活用したインターンシップなども行われるようになりました。

個人的には非常に有効的な手法だと思います。

当社でも今後、自社の経営課題を解決するためのインターンシップやワークショップ等のプログラムの企画を行い、事前にその課題を公開して、自らその課題にチャレンジしたいという学生を募集するという仕組みを作ろうと考えています。

お客様の課題解決はサービスのコンテの根底であり、重要であることは当然ですが、こと採用においては自社の課題を学生や求職者に知ってもらうことも大切な要素です。
今後自社の経営課題を公開している採用広報・企業情報が増えてくることになれば、個人的には大変嬉しいことです。

そういった環境を整備し、標準化させることが当社の経営課題であることもお伝えしておきます(笑)

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