採用活動に『電話』を有効活用する

前述の通りインターネットの普及や通信技術の革新により、この十数年で就職・採用におけるコミュニケーションの方法が飛躍的に変わってしまいました。

ナビを経由してのエントリーに始まり、説明会や選考の告知・連絡もWEBやメールで行われるのが当たり前。

企業の人事や社員と初めて会話をするのが企業セミナーや会社説明会というケースが少なくありません。

その間企業側は、エントリーDBを眺めながら大学や学部である学生のイメージを創造(妄想)することしかできないわけです。

電話で、説明会の申し込みを受け付けていた時代は、電話対応で何となくその学生の印象や人となりを判断することも可能でしたので、参加一覧表にその時の印象等を書き込んでおくのが日常的でした(案外電話での印象は直接会った時と近かったりします)。

携帯電話はあれど、やはりコミュニケーションの主役はメールが中心の今の学生達。

そう考えると最近の新入社員にとって、入社後の電話営業は私の頃よりも相当ハードルが上がっているのかもしれませんね。

高校時代の時のように好きな女の子の家に電話をする際に、どうやって家族の関門を突破しようか?メアドさえあれば、そんなことを考える必要すらないんですもんね(笑)

話がやや脱線しましたが、お伝えしたいことはビジネスの社会でなくてはならない電話というツールをもう少し採用活動に多用してはどうかということです。

例えばエントリー者に対して、説明会の申し込みは電話受付に限定するとか、OB・OG訪問も同様にする。

その時の対応状況や印象を管理表に記録しておく。

説明会参加者の数が減ってしまったり、非効率に見えるかもしれませんが、事前に参加学生の人となりを把握しておくことはその後の採用には有効的だと考えます。

もちろん、説明会をWEB上で受け付けておいてその後フォローコールで学生と会話するという方法でも構わないと思います。(なかなか電話に出てくれず、折り返しの電話も少ないのが現状ですが)

また事前把握だけではなく、説明会の歩留まり率も向上するという効果もありますし、電話での会話を通してその学生との距離感が縮まったり、自社へのロイヤリティもある程度把握できたりもします。

どうしてもテキスト(メール)ベースでの会話だと、本音が見えずらいですからね。

あくまでも主観ですが、そういった電話を有効活用した採用活動を実践されている企業もだいぶ増えてきているように思います。

敢えて学生の苦手な電話というコミュニケーションツールを多用するという原点回帰の採用活動というのも悪くないのではないでしょうか・・・
 

 

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