今回は大それたテーマになってしまいましたが、改めて当社の存在意義を模索し始めた結果行き着いた話です。
お陰様で当社は設立から3期目を迎えましたが、創業からの2年間はお恥ずかしながら、思いはあるもののまずは最低限存続していくための基盤を作ることを優先してきました。
自分の中でルールを決め、ある一線を超えないように誠実に事業を展開してきたつもりですが、時に葛藤するシーンがあったのも事実です。
そこで3期目に入り、体制も少しずつ整ってきたこのタイミングに再度自社の在り方を明確にし、メンバーで共有しながら更なる価値の提供に尽力しようと考えたわけです。
さて前置きはこれくらいにして、当社の一体当社キーカンパニーの存在意義とは何か?
その答えは「若者の雇用創造によって我が国を発展させること」です。
随分大げさに聞こえるかもしれませんが、今は心の底から本気でそう考えています。
実はそのこことに気付いたのは、今から7年ほど前の40歳の頃でした。
ちょうどその頃、新たな採用と就職のモデルでそれを実現させようと考えチャレンジをしました。
2005年頃と言えば、ナビによる就職活動がスタンダード化しつつあり、企業と学生の誰しもが型にはまった採用と就職活動に明け暮れ始めた時期です。
その結果、採用予算や知名度のある企業に学生は集中し、狭き門を突破できずに自身の存在価値を否定されたと勘違いしてしまう学生を大量に生み出してしまいました。
同時に、採用したくてもなかなか採用できない企業をも量産してしまいました。
俗に言うミスマッチ問題が顕在化し、マスコミも「新卒採用問題」を取り上げるようになり、以降この問題は未だ出口の良く見えない社会問題として根強く語り続けられています。
とは言え、社会が懸念していることはひとつのことに集約しているのではないでしょうか?
それは「国力の低下」です。
つまり就職できない若者と採用できない企業という2つの負の産物を生み出してしまうことは両者にとってはもちろん、国家や社会にとっても大きな不利益になります。
これを改善するために何をすべきかを考えることは、この世界で仕事をしてきた私にとってはとても自然なことなのです。
そのことを踏まえ、当社で実践していくことは下記の3つです。
■採用力が発展途上の企業に対する採用力向上の支援
■採用成功に繋がる(採用課題に応じた)最適なソリューションの提案と実行
■新たな採用と就職のスタイルの創造
本来ならば大学生の就職支援を手掛けることも必要なのですが、そこまで着手し中途半端な価値とサービスを提供するくらいであれば、敢えて主軸に置かないという選択をしました。
今後具体的な各論を継続的にこの場を借りてお伝えできればと思っております。
まずは改めて当社の存在意義をご理解いただければ幸いです。