クリスマス気分も一段落した日曜のAM、採用のコンサルティングをさせていただいている福井の会社の東京事務所で打合せ。
その会社の社長自らが経営方針や行動規範に関する説明をしていただいた。
ひと通り話を伺った後に意見交換をさせてもらったのだが、僕は「社長が今はなされたことを社員の方と共有し実現できるかどうか?が問題です」と遠慮せずに伝えた。
この企業は社長の独創的な発想と戦略により成長している会社である。
シッカリと着実に実績も上げてきているわけだが、客観的にみるとやはり個人商店的な状況に陥りやすい。
今のステージからもう一歩上のステージに上るために重要なのは、既存社員との共有と新たな人材の確保である。
主に僕は後者の点でお手伝いをさせていただいているわけだが、とは言え前者を疎かにすることはできない。
既存社員とのコンセンサスがないままに半ば強引な人材戦略を導入してしまうと空中分解する可能性があるからだ。
仮に全員の理解が得られないとしてもコアな社員とは明確な方針の下、次のステージへのランクアップを推進していくことを共有すべきである。
えてしてそのあたりの感覚は経営者は持っているもである。
問題はそれを意志を持って実行できるか?であり、このあたりが勝負の分かれ目である。
気付くだけではなく、実行に移し成果を上げられるかが経営者にとって重要なポイントであることは言うまでもない。
そのためのお手伝いを、人財という切り口からサポートするのが僕の役割である。