「採用に繋がるインターンシップとは?」

なぜインターンシップを導入するのか?という質問に対し、新卒採用担当の皆さんは何とお答えしますか?

・学生に就労体験の場を提供することによる社会貢献
・大学との関係構築
・労働力の確保
・対学生に対する自社のブランディング
・既存社員のマネジメントの強化
・採用活動における広報の一環

おそらくこういった回答が大半を占めると思われます。
いずれもその通りであり、外せない要素であることは間違いありませんし、究極の目的は、新卒採用の成功ではないでしょうか?
私は事ある毎に「会社の重要なリソースを活用したインターンシップを採用に直結させないのは職務を放棄しているのと同様だ」と話しています。

今日のコラムでは、もう少し突っ込んだインターンシップの導入目的をお伝えします。

前述のような導入目的を意識しながらにはなりますが、以下のことを 意識することをお勧めします。

1.本選考になかなかエントリーしてこない学生との接触機会にする
2.参加学生を成長させ、自社への志望度を高める
3.組織適性・職務適性を測り、ミスマッチの軽減に繋げる

では、それを実現させるためにはどのようにすれば良いのか?この場では、概略だけに触れます。
それぞれ背景や理由は割愛し、2つのポイントに絞ってお伝えします。

【本選考になかなかエントリーしてこない学生との接触機会にする】
ひとつは、「早期から動く就活意識の高い学生をターゲットから外す」ということ。
もうひとつは、インターンシッププログラム「を学生にはやや高度な設計」 にするということです。

【参加学生を成長させ、自社への志望度を高める】
ひとつは、「学生扱いせず、社員同様に接する」こと。
もうひとつは、「インプット・アウトプット・フィードバックをバランスよく提供する」ということです。

【組織適性・職務適性を測り、ミスマッチの軽減に繋げる】
ひとつは、「本選考同様に採用要件を明確にしておく」こと。
そしてもうひとつは、「複数の社員と触れ合う、会話ができるプログラムでマッチングを図る」ということです。

当たり前といえば当たり前のことですが、案外この点を意識した設計がなされていないプログラムが少なくないと感じています。
最後に、採用に繋がるインターンシッププログラムの設計の流れについてお伝えします。
いろんな考え方があると思いますが、私個人的には以下のようなステップをお勧めしています。

1.インターンシップの目的を整理し、決定する(1つでなくても可)
→2.目的を達成可能なインターンシップの企画骨子を策定する
→3.企画に沿って自社の魅力へと落とし込む

本日の内容はフレームワークのみで恐縮ですが、まずはこの考え方に基づき再度自社のインターンシップを精査されてみてはいかがでしょうか?

もちろん当社でお手伝いさせていただきますので、遠慮なくご相談ください。