2019卒採用の大きな特徴として、学生一人当たりのエントリー数並びに個社セミナーへの申込数の低下が挙げられるのではないでしょうか。
これは学生が単に売手市場を認識しているというだけではなく、早期から企業と接触する学生が増え、3月の時点では既に受ける会社を絞り込んでいるからと言えます。
インターンシップの集客を目的にした6月オープンのプレサイトや、週末の度に開催される3月1日以前の合説等がそれに拍車をかけていると考えられます。
そのこと自体には基本的に賛成です。
ただプレサイトもインターンシップも、大半は本採用の単なる前倒し企画に成り下がっているように感じます。
当社が運営する「ロジカル就活」では、少し視点を変えた早期イベントを実施することに致しました。
そもそも「ロジカル就活」は学生が上場企業の経営情報を活用して、論理的に企業を研究し、将来性や実力のある企業を発見してもらうことを目的にしています。
そして今後、もうひとつ重要な視点を追加しようと考えています。
それは学生も企業に対して定量情報を使って自己PRするということ。
つまり、企業と学生がお互い定性情報に依存せず、定量情報を交換することで論理的な評価をするという視点に立つということです。
お互いが「なんとなく」ではなく、「なるほど、今後も継続的に成長する企業だ」「なるほど、入社後に活躍してくれる学生だ」と根拠を持って評価し合うコミュニケーションの環境を整備していきたいと考えています。
その第一弾として位置付ける、6月24日（日）に開催するイベント「ロジカル社会人交流会～インターンシップ編～」では、企業は学生向けに経営情報をまとめた「SRレポート」で、一方学生は自分の経験や実力を数字や客観的な事実で伝える「ロジカルパ
ーソナルシート」を使って、お互いが論理的に評価できるようする予定です。
また特別講演には、「月曜から夜ふかし」でブレイク中の個人投資家＂桐谷広人”さんをお招きして、学生に対して投資家目線での企業研究を指南していただきます。
＂桐谷広人”さんは学生の間で知名度が抜群に高く、イベント集客の目玉になります。
他にも東京証券取引所様にご協賛いただき、プロ目線での経営情報の見方を伝授するコーナーや、参加企業様のブース以外にフランクな雰囲気で交流するコーナーなどをご用意しております。
