ご存知NHK大河ドラマの「龍馬伝」。
今日「寺田屋事件」を中心とした展開だったのだが、最も印象的だったシーンは、土佐藩の後藤象二郎の命令で京を訪れ新選組に囚われていた岩崎弥太郎と龍馬とのやり取りのシーンであった。
既に龍馬は脱藩し、日本の未来のために薩長同盟のために奔走しそれを実現していた。
彼の目線は数年先ではなく、討幕によって日本の仕組みを大きく変え、世界における日本の確立を目指していたわけだであり、普段から目の前のことに奔走しがちの岩崎弥太郎に対して(真実かどうかは不明)、「商売をする上でも目先のことにとらわれずに、この先の未来を見据えて物事を考えなけれりゃならんぜよ!」とのメッセージを送ったのだ。
深いねぇ~、確かにこれって原理原則だね!
今の世の中でも全く同じことが言える。
ただ現代においては、時流のスピードが想像以上に早いわけで、あまり先を見すぎて物事を考えていると完成したころには時代遅れになってしまうこともある。
そういう意味ではスピード感を持つことと、常にイノベーションしていくことが重要なんだと思う。
維新の時代に龍馬の命が途絶えていなければ、いったい次に何を成し遂げようとしたのか?興味深いものである。
彼ならきっと、次の時流をも読み説き、スピード感を持って次の一手を打ったに違いない。