最近の私の頭の中は「企業と学生のコミュニケーションの在り方とは一体何なのか?」ということで一杯になりつつあります。
キッカケは前回この場でお伝えした、ある企業で実施した学生に対する「中期事業計画」のプレゼンテーション。
聞き手の学生の反応が新鮮だったのです。
通常の会社説明会で発信される情報とは違い、その企業の置かれている現状や課題を具体的に伝え、更に今後どのようにして成長していくかといった戦略を数値や事例を交えて話すことによって、非常にリアリティのある情報として受け止めてくれたのです。
現在の採用・就職活動においては、大量の画一的な情報が、原則然るべき時期限定で流通します。
企業は限られたフォーマットに沿って、自社の魅力を学生達に訴求しようと必死になっているわけですが、受け手の学生の情報リテラシーからすると完全にキャパオーバーになっているように思います。
そういう状況下学生達は、自分に合う、自分が活躍できるであろう企業を選別することが出来なくなってしまったり、仮に内定をもらったとしても、実際にその会社に入社するという意志決定ができないといった状況に陥ります。
結果的に、会社の知名度や待遇面によって比較検討するようになり、自分が輝ける会社や仕事を選択するといった概念が忘れ去られてしまう恐れがありわけです(既にそのような状態に至っていると痛感しています)。
こういった状況を改善していくためには、前述にある情報量、時期、情報の提供の方法を変えていく必要があるのではないかと考えます。
解決のための方向性としては、
①企業情報・採用情報を制限する
②情報提供する時期に制限を設けない
③情報提供の方法を工夫する
といったことになるのではないでしょうか?
まさに「企業と学生のコミュニケーションの在り方」を再度考えなくてはならないわけですが、インターネットのよる情報収集が当たり前のこの時代に、①に取り組むというのは非現実的に思われます。
よって、②と③についてどう取り組むかがポイントとなります。
ただ②については、2016卒採用からの後ろ倒しがほぼ確定しているために、まさに逆行していく考え方になるわけです。
学生と企業が、時期に縛られず、お互いの理解が深まる(少なからず学生が企業をある程度理解している状況が必要)環境の整備が、当社のミッションと考えています。
世の中的にはそれを「インターンシップ」でカバーする動きが活発的のようですが、またそれとは違った「企業と学生のコミュニケーション」が求められてると確信しています。
そう遠くないタイミングで、当社が考える新たな概念とサービスのリリースを行う予定ですので、乞うご期待ください!!