「ナビ離れする学生のホンネ」

以前より当社の新しいサービスのプレ告知的なコラムを書かせていただいていますが、今回も同様です、ご了承ください。

ここ数年いわゆる主要就職ナビを活用しないで就活する学生が増えていると言われます。

複数の調査機関でもそういった情報やデータを開示しているようですが、私自身もそのことを実感し始めています。

そもそも就活生の全員が就職ナビを活用していたわけではなかったわけですが、ナビ離れが徐々に顕著になっている理由は何かを私なりに考えてみました。

まずひとつは、就活生が企業を知る術や出会いの機会が多様化したことが考えられます。

2000年代前半から、学生にも企業にも利便性が高い就職ナビサイトが台頭し、多くの学生達はこのツールを駆使し多くの企業にエントリーするようになりました。

しかしその利便性の代償として、学生も企業も闇雲な、或いは無意味ともいえるエントリーを増加させてしまい、お互いの負荷を大きくしてしまったという弊害をもたらしました。

そして採用と就職の効率化が図れる新卒紹介サービス(学生からすると就活のエージェントサービス)や特定の学生と企業が出会う交流型のイベント、更には「ソー活」と呼ばれたSNSを活用した就職と採用、そして最近顕著なのはインターンシップを活用した就活など。

こういった選択肢が増えたことが、就職ナビというそれまで王道であったツールに依存しない就活を増幅させてきたことは間違いない事実だと考えます。

ただ私はそれ以外にもっと本質的な背景があるのではないかと感じており、最近そのことが明確になってきました。

それは、就職ナビに対する就活生からの信頼の失墜です。

それも就活・就労に意欲的ないわゆる優秀層と言われる学生において顕著のようです。

学生のナマの声を拾い上げながらもう少し明確に申し上げると、要は「就職ナビの情報って本当に信用できるの?」といったある意味疑念を持っているということです。

また万単位で掲載されている多種多様な企業の採用情報の中から、自分が将来活躍できそうな会社を探すのは至難の業だとの考え方も理由のひとつです。

そういった就職ナビの採用情報を信用しなくなった優秀な学生たちは、自分に合う、将来活躍できるイメージが湧く企業を主体的に探す動きを取るようになります。

更に言うと、採用情報よりも少し高度で、信用のおける、透明度の高い企業情報を基に企業研究・企業分析をしようという動きを取り始めます。

もちろん、就職ナビで運命の企業出会う可能性は「0」ではありませんので完全否定はできませんので、あくまでも確率論としての話ですが・・・

そういった未来志向の学生達とどう出会い、どうやって合意形成していくか?これからの採用活動はこの点に着眼すべきではないかと考えます。

そのための環境整備が着々と進んでおりますので、ぜひお楽しみにしておいてください!

 

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