唐突ですが、私は人材ビジネスはサービス業だと考えています。
正確に言うと、サービス業の要素も持ち合わせているということになります。
採用活動の支援は、2つのフェーズに分かれると思うのです。
第1フェーズはマーケティングです。
採用課題を明確にし、課題解決に向けた採用計画を立案、更に採用要件の明確化や戦略戦術への落とし込み等の業務を行います。
このフェーズでは、数値的な指標を重視することが多く、一定の目標設定に基づき活動することが多くなります。
私もこのマーケティング活動、特に採用要件等の明確化を非常に重視します。
ここがブレると、採用活動はカオスに迷い込み一定の成果を上げることが厳しくなることは言うまでもありません。
さて最近非常に重視しているのは、次のフェーズです。
第2フェーズは「合意形成」の支援です。
よく人材紹介ビジネスを例える際に「合意形成」という言葉を使用することがありますが、私は最近このフレーズを非常に意識するようになりました。
意志のある採用企業(求人)と、学生(求職者)の「合意形成」の支援をすることが実は人材ビジネスの最も大切な役割ではないかと考えるようになりました。
前述の第1フェーズにおいて、出会いの場を創出し、更に両者の「合意形成」までを支援するところまで責任を持てないかという発想です。
そういう意味で人材ビジネスはサービス業であるという認識を持つ必要があるのではないでしょうか。
そのためには両者との徹底的なコミュニケーションが必要となります。
学生がどんな未来を見据え、何を考え、何に悩んでいるのか?
企業が本来採用活動を通して、自社をどう発展させようと考えているのか?そのための課題は何か?
難しいのはそれぞれが意志を持っている者同士の間に介在するということです。
だからこそ価値とやりがいの大きな存在なんですね。
人材業界にあらなた価値観をもたらし、なくてはならない存在になれるようこれからも精進して参ります!!