最近パートナー会社の若手社員から「下薗さんの巻き込まれ力って凄いですよねぇ~」という風に言われる。
もちろんポジティブな僕は、その「巻き込まれ力」を非常に前向きに捉えているわけだが、世の中のトレンドは「巻き込み力」である。
先週末パートナー会社の野郎連中達と飲む機会があり、改めて「巻き込まれ力」とは何なのか?を考えさせられた。
確かに自分自身の「巻き込まれ力」を実感することは多いが、とは言え何でもかんでも巻き込まれているわけではない。
自分の判断軸において、共感できないことには首を突っ込まないようにしているし、逆に一旦首を突っ込んだものは極力まっとうするように心がけている。
「巻き込まれ力」とは一体何なのか?
僕の場合はおそらく以下のような要因で巻き込まれることを楽しみながら満喫しているのだと思う。
- そもそも性格的に寂しがり屋であり、人からの依頼については基本的に頑張る
- 巻き込まれることで知らなかった世界を知ることができ、知識や教養が広がる
- 新たな出会いや仲間、価値観と遭遇できる
- 自分自身の考え方を整理整頓することができる
- まず自分でやってみることでその件について意見ができるようになる
自分で言うのも小恥ずかしいが、僕は20代の頃自分で何でもできると思っていた。
決して根拠があったわけではないんだけど、子供の頃から何でもそこそここなすことのできる人間だった。
しかし20代後半に自分で会社を起こした時に自分の非力さを痛感した。
そんな時自分自身を冷静に見詰めることができたように感じる。
詰まる所、ある程度のことはほどほどにできる人間だけど、専門分野や人よりも秀でる何かを持ち合わせない人間だという自己認識をしたのだ。
以来僕自身の目標や夢を実現するためには、人の力が必要だということを心に刻み知らず知らずのうちに巻き込まれることで多くのことを学んできたのかもしれない。
自分の意志を持って人に巻き込まれる生き方も悪くないかな…