今日は本来の「新卒採用」関連とはやや趣を変えた内容のコラムです。
今週発行の日経ビジネスをご覧になった方も多いと思います。
タイトルは「平成生まれの衝撃~もう『ゆとり』とは呼ばせない~」という採用担当者や我々のような就職・採用関連の世界に身を置く者の購買意欲をそそる内容でした。
私も早速その特集を読みました。
現在注目を集める若き起業家達の活躍が紹介されていて、彼らの志向・発想・行動力に圧倒されながらアッという間に読み終えました。
普段私が接している学生とは全く違う人種の若者が存在し、想像以上の活動を行っているという事実にワクワクもしました。
ただ一方で大多数の若者が「安全志向」で「あきらめやすい」傾向にあるという記事に妙に納得です(笑)
記事の締めくくりは「平成世代の新入社員をどう活かすか?」という提言。
世代を一括りにすること自体がナンセンスな気がしますが、育ってきた時代背景を考えれば確かに頷ける内容であることは間違いなさそうです。
そこで、その内容の骨子をご紹介します。
キーワードは「成長意欲を覚醒させよ」です。
■負荷をかける
■成長体験を感じさせる
■どんなスキルが身に付くかを前面に打ち出す
■画一的なキャリアプラットフォームは壊す
■社外活動に理解を示す
皆さんはどう感じられましたか?
前述の通り、私は一定の理解を示す一方、以下のような懸念を抱きました。
それは、そもそも人としてとか、社会人としての基礎教育を抜きに成長を覚醒させてもしょうがないということ。
例えば、挨拶をしっかりするとか、約束を遵守するとか、人に迷惑をかけないとか・・・
これは一部の有能で、とてつもないポテンシャルで現在大活躍している若者も同様。
つまり、せっかく社会から必要とされる高い能力を持っていたとしても、人として、社会人としての基礎のない人物はいつか堕落してしまうと思うのです。
こればかりは育った時代が云々ということでは片づけられないのではないでしょうか?
もちろんそういったふ人柄でなければ周囲もついてこないでしょうけど…
いずれにしても基礎を身に付けた有能な若者が世の中を牽引していくことは大変素晴らしいことですから、私のようなオジさんは彼らがもっと成長する環境を整えていく必要がありそうですね!