一世代の約半数の人生。

数年ぶりにある新卒採用業界の中心である会社のMさんにご挨拶に伺った。

Mさんとは既に10年以上前からお付き合いをいただいていたのだが、ここ数年なかなかお会いする機会がなかった。

Keycompny設立のご報告と情報交換という主旨でお伺いさせていただいたのだが、昔話から始まり、今の新卒の就職・採用の問題点、今後の展望等のお話を伺うことができた。

そしてMさんは最終的にはこの業界に身を置く身として重要な考え方を感慨深く仰った。

「大学への進学率が50%を超え、今私達は一世代の約半数の人々の人生を左右するとても重たくて責任のある仕事をしています。そして毎年世代は繰り上がっていくので、累計でいくと相当数の人々の人生に影響をきたす立場なんですね」

定点で日本国内の22~23歳の人口の約半数近く(約50万人)の人々の将来を左右するということは10年で約500万人、20年で約1000万人。

国内の総労働者数のかなりのシェアを占めるわけだ。

当然ながら日本という国の国力に大きな影響をもたらしているといっても過言ではないのだ。

現在毎日のように報道される新卒者の就職問題。

そう考えると新卒一括採用のシステムや、早期化などのディティールが議論されることが多いが、本質的な問題はもっと奥が深く、就職・採用支援の事業会社だけの問題ではないことは明確。

Mさんが所属する会社のような業界でイニシアティブを発揮する企業に委ねるだけではなく、国全体として議論される必要があるのは言うまでもない。

行政の政策もだいぶ活性化してきてはいるが、まだまだ場当たり的な感覚は否めない。

僕は今今フロントからは少し距離を置いているが、今のやや客観的な立ち位置から再度考えてみることに意義がありそうである。

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