2月6日横浜磯子でハーフマラソンに参加。
マラソンと呼ばれる大会に参加したのは15年ぶりだったのだが、昨年末に想像以上の体重増加を理由にランニングを決行したさなか、周囲よりだったらマラソン出ましょうというお誘いに軽く同意したのがそもそもの始まり。
とは言え平日はほとんど練習することもなく、週末の土日のいずれかに自宅周辺を走りながら調整を続けてきた。
そんなこんなでようやく昨日の本番を迎え、不安と興奮(ほとんど不安)を抱きながら11:30の号砲を耳にし、いざ出陣!
21km強の旅が始まったわけだが、その間約2時間で感じたハーフマラソンで気付いたことを徒然なるまでに記すことにしよう。
- 約7500名が参加したのだが、こいつすごい本格的という井出達の奴でも案外リタイアする奴が多い反面、おいおい今時その格好で走るの?というレトロファッションのランナーがかなり速いということ。そういう意味で自己満足よりもやはり成果は誰しもを納得させる。
- 普段ほとんど甘いものを欲さない僕が、レース直前に「バナナオレ」を購入し一気に飲み干し、レース後に「チョコレート」を結構な量をほうばったこと。人間というのはグリコーゲンが不足すると普段の食の好みまでを変えてしまう。
- レース中、自分よりもかなりの高齢者(男女ともに)に追い越された時のショックは仕事で大チョンボをした時よりも大きく感じてしまう。人はむやみなプライドを持っているという事実。
- レース直後の心意気は、だいたい後半(ハーフで言うと15km過ぎ頃)にはもろくも崩れ去り、目標をクリアできないときの言い訳を考え始めてしまうこと。周囲も疲れ始め、歩き出してくると「俺だけじゃない、みんな歩いてるじゃん!」という悪魔の囁きが妙に心地良くなる。
- そこそこ順調な時は「良し、いいぞこのペースを守れ!」、きつい時は「お前、そんなに根性なしか!」というエンジェルとデビルの狭間で葛藤する。いずれにしても自分に問いかけることで自己をコントロールしようとする修正があることを実感する。
- 知り合いであろうが、そうでなかろうが、周囲の声援に答えようという自然の摂理が少なからず働く。自分が頑張っていする姿を認めてもらいたいという感情なのか?それとも期待に応えようという感情なのか?けっこう複雑。
- 自分を追い込むことへの快感を少なからず感じる。自分自身に対してドMなのか?そもそもドSなのかの区別がつかない。自分に対してドSということはつまりはドMなのかもしれない。
- やはり走り切った達成感というのは感慨深い!でもそれが自身に課した目標通りだったのか、そうでなかったのかでその感覚は雲泥の差である。
約21キロ強、2時間弱の間で多くの気付きを与えてくれるハーフマラソンは何とも自己をい認識するためのいい機会のように思う。
さて次のレースの計画を立てるとするか!(次はフルも悪くない)