「一億総評論家時代」

昨日HRプロさん主催のセミナーに参加。

リクルートワーク研究所所長の大久保さん、株式会社パフの釘崎社長の講演を聞きながら改めて現在の新卒採用・就職の課題を認識することになった。

また夜はキャリアフラッグ熊沢氏と打合せを終え、パートナーの安藤氏と3人で銀座では異色の(最近はそうでもなくなっているが)チープな飲み屋でも同じテーマで意見交換を行った。

その中での気付きは、現状における新卒採用・就職の問題はもちろん学生や企業にも原因はあるが、そもそも我々大人ひとりひとりにも起因するところが大きいということと、経験よりも知識習得を優先する傾向が強いということ。

「最近の学生は、最近の若者は…」というオヤジの声は僕が学生の頃、あるいはもっと昔から発せられていた決まり文句であった。

でも当時のオヤジ達は単に説教をするだけではなく、生き方やあるべき姿を指し示してくれたように思う(当時若かった僕もその時はただ面倒なオヤジの戯言としか認識していなかったが)。

そして自分が社会に出て、仕事をし、家族を持つといった今まで経験したことのない状況によって、オヤジ達の戯言が教訓へと変わっていったのだ。

しかし現代はどうであろう?

そういった口やかましい、お節介なオヤジは息を潜め、周囲に対する関心を持つ余裕がなくなってきている。

社会全体の話なので一概には言えないが、バブル世代と言われる僕のようなオヤジ達に代表される世の中の大人達の気概は消え失せているのではないだろうか?

自ら社会の一員として、現在の世の中を作りだした当事者として今の大人達は、学生や若者に何か指し示しているだろうか?

はなはだ疑問である。

もちろん自戒の意味が強いのは言うまでもない。

また世の中全体が、経験や体験よりも知識を優先する傾向が強いように思われてしょうがない。

これは学校及び家庭における教育現場の問題が大きいと思うのだが、まずは自分でやってみた上で判断するという環境が少なってきているのであろう。

特に興味のないことや関心の低いことを回避する傾向が今の若者には強いように感じるのはきっと僕だけではないはずだ。

反面尋常ではないほどの情報が蔓延し、あたかも自分が体験したかのごとくその情報を振りかざし物事を論ずるという人も多い。

まさに評論家集団だ。

ワイドショーやニュース番組でもその手の評論家が活躍しているように感じるが、評論は是非とも自らの経験を基に行って欲しいものである。

とにもかくにも子供達や若者がもっと多くの経験や体験をする機会と風潮を我々大人達が自らの責任で作っていくことが必要な時代に突入しているようだ。

「一億総評論家時代」。

そんなキーワードが囁かれる前に手を打たなくてはならない!!

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