これからの採用コミュニケーションとは?

採用情報は「理性・理論」に訴える情報が不足している

皆さんも実感があられると思いますが、人間の意思決定要因は

1)感性・感情
2)理性・理論

の両面の情報を基に行われると言われています。

もちろんその比重には個人差がありますが、複数の選択肢から1つを絞る際、自ずと上記の2つの情報がその決定要因になっていると思います。

実は当社では、昨年来、この考え方を企業の採用と学生の就職に置き換えて考えています。

具体的に申し上げると、現在の採用情報は上記1)の「感性・感情」に訴えるものが多く、多くの学生はその情報を基に企業を選択していると感じているからです。

例えば、「理念」「社風」「社員の人柄」「人間関係」「やりがい」といったキーワードに代表されるように、定性的且つ主観的な情報を中心に、学生へ自社の魅力付けを行っているケースが少なくありません。

それ自体は非常に重要であり、間違ってはいないと思いますが、その結果、学生たちが企業選択をする上で苦しみ、結果的にブランド力のある会社や少しでも規模の大きな企業を選ぶ傾向にあるようです。

当社では上記2)の「理性・理論」に訴える情報の希薄さがその要因になっているのではないかという仮説を立てました。

そこでこの1年様々な検証を行いながらたどり着いたのが、学生にもっと経営情報を中心とした定量的且つ客観的な情報を提供してはどうか?という結論に至りました。

『Student Relations』という考え方

上場企業様におかれましては、投資家にIR情報を通じて定量的且つ客観的に自社の価値や将来性を訴求されています。

学生にも同様の情報を提供することで、既存の採用情報だけでは、なかなか理解できない自社の実力や将来性を訴求するという考え方です。

この考え方で学生とコミュニケーションを図ると、

1)通年で学生に自社の存在を知ってもらえる(採用ブランディング)
2)ロジカルな志向の学生に興味を持ってもらえる
3)知名度や規模に関係なく、自社の実力や将来性を知ってもらえる
4)選考の離脱が軽減できる
5)内定承諾率を向上させられる

◆投資家とのコミュニケーション=Investor Relations(IR)
◆学生とのコミュニケーション=Student Relations(SR)

私たちはこの「Student Relations(SR)」という概念を今後の世の中に浸透させ、企業と学生の両者が、納得のいく、後悔のない採用と就職の実現を目指して参ります。

少しでもご共感いただけますと幸いです。

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