「血の通った情報で、判断する」

御茶ノ水の「キャリぷら東京」(http://c-pla.com/)が開設して早2カ月弱。

そもそも「キャリぷら」は、学生と採用担当者をはじめとした様々な社会人とが出会う場であり、学生にとっては「街なかのキァリアセンター」なのですが、定期的に運営等に関してのミーティングを重ねる中で感じたことがあります。

それは、今や就職活動を行う学生と採用活動を行う企業(採用担当者)の情報源で、楽天さん運営する「みんなの就職活動日記」(http://www.nikki.ne.jp)のリアル版という意味合いを持っているのではないかと。

ご存じの通り10年以上の歴史を持ち、登録会員数もおそらく十万単位を保有する就職・採用市場におけるメガサイトです。

このコミュニティでは、主に学生達が採用活動をしている企業を評価したり、選考方法等の情報を共有したり、生々しいやり取りが頻繁に行われていたりします。

私も業務上、視聴することがあるのですが、どうも解せないことがあります。

確かに短時間で場所を選ばず鮮度の高い情報を得ることができるので、利便性が高いツール・情報源ではあることは間違いありませんが、そこに血の循環を感じないのです。

WEB上のコミュニティにおける情報は、時に噂であったり、時には都市伝説的なモノだったりすることも少なくありません(もちろん正確な情報も多く発信されています)。

また情報に尾ひれがつき、事実とは大きく乖離した情報として出回り、それによって学生達が翻弄されたり、企業がその情報に振り回されたりしている状況を何度もめにしました。

例えば採用活動を行う上でマイナスになる噂を投稿された企業の担当者が、学生に成りすまし火消しのための必死にその噂を否定するような投稿を行うケースなど、日常的に起きています。

何とも不毛なことに労力をかけなければいけないのでしょうか。

重要なのは、やはり学生も企業も、自らの五感を用いて情報を冷静に判断することです。

そういう意味で、情報量ではとてもWEBには及びませんが、「キャリぷら」には血の通った情報、社会の縮図が存在します。

またバーチャルではなく直接会話することで、納得感のある意思決定ができます。

何かをコントロールしたり、強制したりするのではなく、そこで起きていること、そこで聞いた情報などを基に自分の五感で判断することを促進する場が「キャリぷら」です。

それは学生に限った話ではなく、企業の採用担当者も同様。

この方法が一般的だから、他社もやっているからといった判断軸ではなく、是非学生と直接触れ合い、肌で感じたことを基にした採用活動を実施していただければ幸いです。

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