菅直人首相は21日午後、高校・大学の新卒者の就職支援のため、寺田学首相補佐官をリーダーとする特命チームを設置することを明らかにした。24日に初会合を開く。視察先の京都市内で記者団に語った。
特命チームは、文部科学、厚生労働、経済産業各省の政務官らでつくる既存の「新卒者支援チーム」を改組。寺田氏のほか、内閣府の2人の政務官を新たに加え、官邸主導で迅速に対応するのが狙いだ。首相は記者団に「今年以上に来年(の就職活動)が厳しいと言われている中で、しっかりとした取り組みをしていきたい」と強調した。
上記ニュースが配信された。
テレビでも菅首相が、公共の就職支援機関の視察や意見交換をしているシーンを目にすることが多かった。
2010年3月卒業の大学生の就職率が約60%という数字を踏まえれば、重要な国家戦略として取り組む必要があることは誰しもが納得であろう。
ただ個人的には本質的な構造改革にも取り組まなければならないと思っていおる。
つまり若者が働くことに前向きになれる環境の整備ということ。(「整備」ではなく「復活」と言っても良いかもしれない)
『就職が厳しいから支援してあげる』も確かに重要だが、『働きたい』と思わせることがもっと重要だと思っている。
そしてその使命を背負っているのは、我々のような業界の人間はもちろんのこと、個人的には社会の全ての大人が背負うべきではないか。
若者からみて、「この人輝いている」「あんな社会人・ビジネスマンになりたい」「あの人は夢や希望を持って働いている」などといったお手本が必要である。
世の中の大人は、僕も含めて自分の胸に手を当てて考えてみてはどうか?
若者に夢と希望を持たせることのできない大人は、カッコ悪いもんね。