最近のリクルートスーツは、ほぼ濃紺一色ですね。
ちょっと前までは濃紺と同様にグレーも一般的で、メインで受ける業種によってスーツの色を選択する学生も存在していたと記憶しています。
ちなみに私はグレンチェックのスーツにドクターマーチンのごっついシューズを履いて就職活動を行っていました(すいません、バブルの申し子のようで(^_^;))。
前述の通り、先週末九州でのイベントで約130名の学生(90%以上は男子)と会う機会をいただいたのですが、1回あたり12-13名の学生を相手に話していると、学生の顔を覚えることが容易ではありません。
そんな時、どんな髪型だったか?どんなネクタイだったか?何色のスーツだったか?眼鏡をかけていたかどうか?といった結構ビジュアルや第一印象での記憶に頼ることは少なくないと思うのです。
しかしながら100名以上の学生が殆ど同じ身なりをしていると、それすらできないというのが正直な感想です。
個性を発揮したいと発言する学生が以前よりも増えてきているように思うのですが、外見はむしろ益々画一化してきている気がしてなりません。
まるで、大手のナビサイトの原稿フォーマットのように・・・
企業もナビ以外の場を使って独自の方法で自社の特徴や魅力をできるだけ分かり易く伝えようと努力しているわけですから、学生ももっと自分自身を伝える工夫が欲しいと個人的には思います。
単に目立てということではなく、自分の魅力や強み、存在価値等を伝えるためのツールとして、常識の範疇で拘ってもいいのではないでしょうか?
またスーツの着こなしによって、その学生の性格やセンスも見え隠れしたりしますよね。
余りにヨレヨレのスーツを着ていたり、シャツが異常に汚れていたり、サイズがフィットしていない学生を良く見かけますが、それだけで損をしています。
「人を見かけで判断してはいけない」と言いますが、とは言え第一印象は重要。
おそらくリクルートスーツを1着しか買わない学生が圧倒的に多いと思うので、致し方ないのかもしれませんが、であればなおさのことリクルートスーツ以外での選考を企業も推奨してもいいのではないかと思います。
リクルートスーツ以外の格好をしている学生の方がよっぽど本質的な人間性が見えますし。
思い切って、「当社の説明会・選考時の服装は自由です」(リクルートスーツ以外でお越しくださいと伝えてしまうのもありかもしれません)と明言してみるのはどうでしょうか?