「説明会予約を“ブッチ”する学生」

WEB中心の就職・採用活動になってから、説明会予約(選考も含め)を安易に且つ無断で欠席する学生が増加しているようです。

いわゆる“ブッチ”と言われる現象ですね。

毎年説明会や選考が本格化する時期になるとこの話題が持ち上がります。

「予約数50に対して、参加が30。まぁ、悪くない数字ですかね」

「今日は天気が悪かったので、予約の半分も学生が来なかった」

なんていう会話がなされるようになりますが、これを当たり前だと感じるようになってはいけないと最近つくづく思います。

1年後には、こういった無断で欠席する学生達がどこかの会社に入社し、社会人として働くことになるわけで、そう考えると何ともやるせない気分になってきます。

よく考えて下さい!

会社説明会と言えども、これは立派な約束事であり、契約事と言っても過言ではありません。

そんな大切な約束事をいとも簡単に破棄してしまう人材を採用している可能性があることを企業としては認識し、打ち手を考える必要なあると思います。

自社の面接で、熱い志望動機やプレゼンテーションを聞き、この学生が優秀だからといって採用した学生がもし他社の説明会や選考を何度も無断で欠席している学生だと判明した場合、皆さんはどうしますか?

私ならどんなに優秀な学生だったとしても「そもそも人としてどうか?」という疑問を抱き採用を躊躇する。。。いや、不採用にすると思います。

だってそんな人材を会社の代表してお客様のところに行かすわけにはいきませんし、社会人になってからもアポイントを平気で“ブッチ”してしまうのではないかという心配をしてしまうからです。

そういう学生に限って「仕事になればそんなことは絶対にしません!」なんて言うと思います。

私は絶対にそうは思いません。

どんな事情があれど、電話一本くらいは必ずできるはずです。

きっと就職活動で無断欠席を繰り返してきた学生は、社会人になってからも同じような過ちを引き起こす確率は非常に高いと思います。

自分の都合を優先し、約束事を破ってもいいという判断基準或いは価値観が蔓延するということは非常に危険なことだと思います。

何となく世の中的にはそのことに目をつぶり、自分や自社のメリットを優先するような風潮になりつつあるような気がしてなりません。

だからこそ、就職活動を通してそういった行為は「悪」であることを就職指導をする大学はもちろん、採用する企業も口酸っぱく伝えていかなければならないと考えます。

背番号制ではないですが、そのうち採用する側の企業で学生の“ブッチ”履歴を共有できるような仕組みがあれば少しは抑制できるかもしれませんね(笑)

 

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