昨日、小田急線沿線の某大学で行っている就職活動支援講座でプログラムにある目模擬面接の面接官をやらせていただいた。
つい先日は企業の面接官トレーニングをやったわけだが、学生と企業の両者目線で面接を考えると実に面白い!
5名の学生を担当させてもらったのだが、面接終了後の懇親会まで彼らに企業目線・面接官の心理などを伝えた。
今後の活動に少しでも役立つといいのだが。。。
さて大半の学生は自己PRにアルバイト体験を話すことが多い。
僕も学生時代は30ほどのアルバイトを体験したこともあり、共感できるのだがアルバイトに関する僕の持論はこうだ。
①マニュアルのあまり整っていないアルバイトが望ましい
②サービス業や飲食業であれば、客層・客単価の高いお店が良い
③お金管理を任せてもらえるようになる
まず①についてだが、大手の飲食業等では接客マニュアルがかなり整っている。これを身に付けることは悪くないのだが、あまりにガチガチなマニュアルを強要されると自分で物事を考えなくなってしまう恐れがある。
挨拶、言葉遣い、クレーム対応などなど。
できれば個人経営のお店や中小・ベンチャー企業である程度任せてもらえるような環境でアルバイトをするのが望ましい。
それから②だが、普段会話できない大人の人達がお客でくるお店が良いということである。
僕も大学3年生から表参道のレストランバーでバーテンダーをしていたのだが、高級店ということもありお客様の大半は社会的な地位な方々が多かった。
常連客などから色々と社会や会社のことを教えてもらった記憶がある。
中には「うちの会社を受ければ」「うちの会社にぜひ来てほしい」など有難い言葉をかけてくれる方もいらっしゃった。
自分と同じ世代や、それよりも若い世代が主要顧客のお店よりははるかに就労観の向上に役立つわけだ。
最後の③だが、社会では金銭感覚が必要である。
売上、原価、経費、利益といった基本的な考え方や感覚を養うためにもお金の管理を任せてもらえるようにアルバイトに精を出したいものだ。
最初からいきなり任せられるということはないだろうが、仕事を通して信頼を勝ち得れば可能性は上がるし、それを目標にアルバイトをすることで、自分自身の成長にも役立つ。
単に生活費を稼ぐ、小遣いを稼ぐアルバイトではなく、将来のための投資(お金をもらって時間を投資できるなんて最高)としてやることが大切なんだね。