「価値観が偏る学生達」

1月の後半から、現3年生向けの就職セミナーを実施させていただく機会が増えてきました。

パターンは複数あるのですが、どのセミナーでも参加学生に伝えていることがあります。

それは以前もこのコラムでご紹介した「自分に合う会社」を探すということ。

セミナーでは「自分に合う会社」をどうやって探すかということをパートナーである株式会社パフさんの「エン活」で活用している「8つの価値基準」を用いて説明しています。

具体的に言うと、

◆革新重視⇔現実重視
◆結果重視⇔過程重視
◆競争重視⇔関係重視
◆裁量重視⇔統制重視

といった具合に、まず対極にある価値観に沿って自分がどちらを重視するかを考えます。

その上で企業の価値観を会社の業績や市場の成長性、経営の考え方や評価制度、仕事内容、人材育成の方針等で判断をし自分自身でセルフマッチングを行うといったものです。

つまり自己分析をし、業界・企業研究を「価値観」という基準で行い、自分に合うか否かを判断するという作業ですね。

既に何度もこのセミナーを行って感じているのが、学生の価値観がかなり偏っているということ。

以下のような傾向が明確に出ます。

◆革新重視<現実重視
◆結果重視<過程重視
◆競争重視<関係重視
◆裁量重視<統制重視

良い・悪いとか、正解か不正解か?などとという話ではないのですが、圧倒的に「現実重視」「過程重視」「関係重視」「統制重視」の学生が多いというのが現状のようです。

特に顕著なのは「現実重視」で「関係重視」というタイプ。

つまり、リスクを取らず現実を見て着実に進めることを好み、競争よりも関係構築を好む学生が多いということになります。

さて企業側の目線はどうでしょうか?

もちろん、「現実重視」で「関係重視」の学生を受け入れてくれる企業は少なくないと思いますが、やはり今の時代においては程度の問題はあるものの、「革新」や「イノベーション」を起こすことができる学生や切磋琢磨して組織を引き上げていく学生を欲する企業の方が多いのではないでしょうか?

重厚長大な日本のそうそうたるメーカーも、資産を多く保有する金融機関ももはや安泰である時代ではありません。

何となく世の中の流れと逆行している「価値観」を持つ学生が増えていることに危機感を覚えてしまいます。

個人的には「革新」も「現実」も、「結果」も「過程」も、「競争」も「関係」も、「裁量」も「統制」も重視する、いわば万事を前向きに受け入れることができる人材が必要だと考えますが、確率論的にはかなりハードルが高いのかもしれませんね。

 

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