唐突ですが、私は「就活生」という言葉(「就活」という言葉も)があまり好きではありません。
何だか四六時中、就職活動だけに勤しんでいる印象があり、大学受験のために勉強に明け暮れる「浪人生」とオーバーラップしてしまいます。
通常は、一時的に就職活動をしているの大学生のはずなんですが。
「就活で忙しくて、アルバイトもできない」し、遊ぶ暇もない」といった言葉を耳にすることがあります。
そんなはずはない!というのが私の見解なのですが、皆さんはどう思われますか?
前述の通り、四六時中「就活」にのめり込んでいる「就活生」とは、そんなに忙しく、バイトや遊ぶすることすらできない状況なのでしょうか・・・
そう考えると何だか可愛そうになったりもします。
しかし「就活生」を目の当たりにしていると、「おや?」という感じを受けることが多々あります。
どういうことかと言いますと、セミナーや説明会、面接等の就職活動において、いたずらに無駄な時間を過ごしている学生結構多く存在するということです。
貴重な時間を割いて合同会社説明会に来ているにもかかわらず、ウィンドウショッピングにでも来ているかのように、友人と腕を組み何度も何度もブースをのぞき見だけしている女子学生。
与えられた情報だけで、本当にその企業のことを理解し、自分に合う会社・仕事なのかを判断できないはずなのに、何の質問もなく何となく選考に進んでいく学生。
6名のグループになって着席しているにもかかわらず、セミナーが始まるまで20分も30分も一切会話をしないでボーっとしているシャイ過ぎる男子学生。
内定をもらっても絶対に入社しないと誓っている会社の面接を何社も繰り返す学生。
一体彼ら、彼女らは何を考えているのか?どうしたいのか?
意志のないまま、ただ闇雲に就職セミナーに足を運び、会社説明会に参加し、選考を受けることは時間の浪費なのだということに気付いていないのでしょう。
スケジュール表を埋め、できるだけ多くの説明会に参加することを「就活」と勘違いしている学生が不幸に思えると同時に、そういう学生の間違いを正してあげなければと感じる今日この頃です。
おそらく不安が先行し、何かしていないといても立ってもいられないということなのでしょうが、限りある時間という資源をもっと有効に活用してもらいたいものです。