伝えることの難しさ。

ビルメンテナンス業を営む知り合いの社長が理事長を務める、あるNPOの依頼で2時間程度の講演(授業)を受け持たせていただいた。

この講座に参加している方々は、講座終了時に介護と清掃に関する資格を取得しその後その分野で働くことを目的としている20名。

20代もいれば、30代、40代、50代、更には60代までの方々で若干割合的には女性が多い。

そして今回の講演の趣旨は、職業人講座ということで「日本経済」「介護業界」「就労意識の向上」といった幅の広い内容となっている。

最後の「就労意識の向上」という点においては、僕も素人ではないのだが、あまりアカデミックな話をしてもしょうがないと思い、かなり俗人的な話をすることにした。

問題は「日本経済」「介護業界」に関する話である。

日頃新聞で流し読みしている程度の知識と、ある介護業界の経営者からいただいた業過のデータを駆使して、何とかスライドを作成はできた。

最終的な「就労観」の話陛下に誘導するかというストーリーも何とか出来上がった。

さていざ本番。

結果的には。。。

おそらく受講者の方々の満足度は50店と言ったところだろうか(アンケートを取っていないので何とも言えないが)

今までの講演であれば、就職活動中の学生や、採用活動を担当する人材担当者や経営者ということもあり、課題認識や落としどころがほぼ共通していた(もちろんテーマにもよるが)。

ただ今回は確かに出口は共通しているのだが、前述の通り年代がバラバラ、そもそもこの講座を受講している動機も温度差がある。

そういう背景から、受講生の皆さんの納得感のある話ができなかったのだ。

講演中もアドリブで、皆さんに伝わるように話そう話そうという焦りから、抒情に内容が抽象的になってくのが自分でも感じてしまう始末。

完全な事前リサーチと準備不足だ。

しかしいい経験をさせてもらった!

今後同じような機会をいただいた時はバッチリやりますよ。。。

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